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About HSIPPI

HSIPPIは佐藤ひでこが2022年に設立した奏法研究所です。

 1983年より、クラシックピアノ演奏における芸術表現とテクニックが不可分であるという考えのもと、「音楽とメカニカルが結びついた奏法」を探求。1985年からはベラルーシ国立音楽院にてエミール・ギレリス氏の直弟子に師事、1989年からはワルシャワにてロシア音楽の巨匠ゲンリッヒ・ネイガウス氏の直弟子に師事し、ロシアピアニズムを基盤とした独自の奏法を追求。

 しかし、1989年のワルシャワ留学1年目にピアノの練習が原因でジストニアを発症し、1995年の帰国直後に再発、演奏活動を停止。その後、21年間の独自のリハビリテーションを経て2016年に完全完治。この過程で、ジストニアの発症要因とリハビリテーション方法を確立すると同時に、発症以前よりも円熟した奏法を習得。2018年には、23年のブランクを経て浜離宮朝日ホールでの復帰リサイタルを行い、奇跡的な復活。

このサイトは、佐藤ひでこがジストニアの発症から完全完治、そして現在に至るまでの約34年以上にわたる演奏法研究の成果を発信するウェブサイトです。複数存在するジストニアの発症要因や完治を目指すリハビリテーション方法を紹介。芸術的な演奏を目指す通常のピアノレッスンに加え、クラシックピアノジストニアに罹患した演奏者のための完治を目指すジストニアリハビリレッスンの予約も可能です。また、ロシアピアニズム奏法やクラシックピアノジストニアに関する講演依頼も受け付けています。

学術的な活動としては、横浜市立大学名誉教授との査読付き共著論文「音楽演奏家ジストニアの発症機序と治療への考え方」が、2023年1月に日本病院総合診療医学会誌に掲載。

2024年3月に順天堂大学大学院 医学研究科 医科学専攻 神経学講座 修士課程修了。

 

1995年に帰国した直後にフォーカル・ジストニアを患い、約21年間試行錯誤し続けた結果、彼女独自の鍵盤リハビリのみで2016年に完治したという数奇な運命をたどった人物である。そして、思いがけない運命に苦しめられた彼女は、シャープな感性と純粋無垢で真摯な音楽性の持ち主であり、そのナイーヴな心で各作品に秘められたロマンや作曲家の心情を豊かに感じ取り、それを物おじしないで大胆に

前面に押し出すことよって、とても純度が高くセンシティヴな表現を聴かせていた。

柴田龍一(音楽評論家)フォンテックCD FOCD9889ライナーノートから転載)

佐藤ひでこの別の顔として完治が難しいとされるジストニアを発症するも自身のリハビリのみで完治させたほぼ前例のないピアニストというものがある。その経験を基に自ら学会で発表する程、

学究肌の面も併せ持つ。現在治療法もまとめ上げられているという。

佐藤ひでこは様々な意味で稀有なピアニストなのである。
森 曠士朗 (音楽評論家)

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↓佐藤ひでこのオフィシャルサイトはこちら↓

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